椎名の日記帳

この物語はフィクションです。

文字の世界

9時のアラームで目が覚める。

僕は既に二度寝する態勢に入っていた。

すぐに眠りに落ちた。

次に目が覚めたのは12時を過ぎた頃だった。

寒くてベッドから出られない。

羽毛布団に潜っていたらいつの間にか15時だ。

いい加減起きないといけないと思い布団の中で温めている服を着る。

(僕は寝るときは息苦しくて服を脱いで寝る)

 

起き上がり顔を洗う。

すぐに化粧水とオールインワンの何かを塗る。

最近は肌ケアに凝っているのでこのオールインワンの何かもレビューを見て評価の高いやつを適当に買った。

肌の調子は良くなったかもしれないし変わってないかもしれない。

 

納豆とご飯を食べながら昨日録画しておいたアニメを観る。

ジョジョの奇妙な物語」が好きだ。

 

このままでは1日を無駄にしてしまうと思い服を着替えた。

赤のタートルネックのニットセーターだ。

この上から紺のコートを着る。

 

さて時間は17時。

今から出来る事といえば図書館へ行く事くらいか。

図書館へは歩いて5分ほど。

ポケットに手を突っ込んでブルブルと震えながら歩く。

 

やはり土曜日、人が多い。

併設されているコーヒーショップには人が並んでいる。

彼らを横目に僕は階段を昇り上の階へと行く。

 

文学小説はそこにある。

歩きながら適当に背表紙を見ていく。

別に読みたい本がある訳ではない。

こうやって歩きながら見ていき、目に留まった本を手に取るのだ。

本を手に取る基準は

・タイトルが気になる

・表紙のイラスト

・1回で読みきれる250P程度

位だ。

 

棚を順番に見ていくと一冊の本が目に留まった。

「君の膵臓をたべたい」作 住野よる

以前に読み始めたが最後まで読みきれなかった本だ。

今日はこれを読み切ろう。

 

いざ読み始めるとどこまで読んでいたか覚えていない。

それもそうだ。なんせ読んだのは3ヶ月も前の事だ。

それにその間にテレビでこの作品の映画を観てしまっていた。

既に読んだところなのか映像でみたから知っている場面なのか分からない。

仕方がないので半分あたりの章の初めから読み始める事にした。

 

この作品については知ってる方も多いかもしれないが、ネタバレになってしまうので内容については話さない事にしよう。

 

映画とは大方のあらすじは一緒であるが最後のエピローグの部分が違っていた。

 

人が多くいる図書館で僕は何度も目に涙を浮かべ最後まで読みきった。

非常に良かった。

賛否両論あるとは思うが個人的には好きな作品であった。

 

現実世界では他人の考えている事など分からないが、本の世界では登場人物の心情が分かるのが面白い。

登場人物の人生を体験しているような感覚が得られるので僕は本を読むのが好きだ。