椎名の日記帳

この物語はフィクションです。

常識

以前付き合っていた人と別れてから

かれこれ2年程経つ。

それから特に恋人も出来ず過ごしてきた。

僕としては現在の生活に不満はない。

恋人が欲しいともあまり思っていない。

 

それでも他人は言う。

「えー2年も恋人いないの??」

「恋人が欲しくないとか絶対嘘でしょ!」

「誰かいい人紹介してやろうか。」

 

何故、恋人がいる事がさも当然かのように思っているのか。

僕に恋人が今まで一度も出来たことが無く、経験がないならまだ分かる。

しかし僕は人並みにそういう経験があった上で "今は恋人が居なくても良い" という選択をしているのだ。

 

それを聞いても尚、「それは嘘だ。」と言ってくる者もいる。

僕は諦めて「今は忙しくてそんな暇がなくて…」と適当に濁す。

そうするとようやく納得したように話が終わる。

 

彼らの常識は

「恋人がいる事が普通。それ以外はおかしい。」となっているのだ。

自分の考えを常識であるという思い込みに嫌気がする。

 

 

その常識は貴方の世界の常識だ。

僕の世界のものではない。